この曲は｢映像研には手を出すな！｣というアニメのOP主題歌です。
高校生の女の子3人がアニメを作る物語ですが、創作する人は観た方がいいです。自分もいつぞやのバイト先の先輩に｢絵を描く人なら観るべき｣とおすすめされたので観たんですが、そこには自分の理想の創作者の姿がありました。
好きなことややりたいことに全力でひたむきで、自分の創作に対する高いプライドがあって、時に困難や苦労にも出会うけれど自分の｢好き｣と｢やりたい｣でそれをぶっ壊す。かっこいいです。自分もそうなりたいなと思いながら何も出来ていません。ダメじゃん。
大人になると時間がないんですよ。定時上がりで自由時間がしっかり取れて高収入の仕事に転職しましょう。
歌っているchelmicoさんは女性2人組のラップユニットです。
ラップの畳み掛ける歌い方？語り方？(ラップには明るくなくてすみません)が、オタク特有のあの早口でまくし立てる喋り方にも似ている気がして、自分の属性とも似ていて聴いていて気持ちいいです。自分も好きな作品や好きなことは語らせたら一方的なマシンガントークになってしまいます。あまり良くないので最近は好きなものを語らないように気をつけています。
でも好きなものはとことん語りたいですよね、好きなものは違えど好きの気持ちはきっとみんな同じです。
歌詞？(ラップは歌詞というのか？)は、｢映像研には手を出すな！｣の主役3人に近い印象を受けます。作中のセリフが入ってたり、アニメで描かれていた場面が書いてあったり。作品のファンも楽しめるし、自分のような創作者も鼓舞してくれるし、自分はファンであり創作者なのでどこをどう聴いてもニヤっとしてしまう言葉が並んでいます。
歌詞は全部好きですが、自分が創作者として背筋が伸びるのは、
｢どうせやるならめんどくさくなろうぜ｣のフレーズでしょうか。
自分だけのこだわりとか、細すぎて伝わらないものとか、技術が足りなくて出し切れないものとか、理想と現実を埋めるための努力とか、何かを作るときには頭がごちゃごちゃして無意味にファッションショーした時の自分の部屋みたいになります。
出しては試してほっぽり出すみたいな。収拾つかなくて大変で、もう少しシンプルに考えられないものかなと思ったりもします。ですが、せっかく作りたいものに出会えているのだから、面倒だと周りに思われるほど面倒にやっていいし、大雑把なことも細かいこともこだわっていいんだと安心させてくれます。
むしろめんどくさくない創作者っているんですか？
お前こだわりの一つもないのかよつまんないやつだな、ってなっちゃいますよね。
まぁ創作に限らず、生きててプライドもこだわりも信念も何も無い人というのはつまらないですけど。
タイトルは｢超簡単｣、｢大したことない｣という意味らしいですよ。
自分は英語はよくわからないのでGoogle先生に聞きました。
Easy Breezy収録アルバム
【Breezy maze】 (初回限定盤)
【映像研には手を出すな! コミック 1-8巻セット】
今回のレビューは下記のOwaiKnight FM #50 | Movement Radio
【何でもいいは、本当に何でもいい？4月からのスタート。職場ガチャを回しまくるのは無駄。】で、パーソナリティセレクションとしてご紹介した曲です。
記事作成
▶ 木下ひばり
https://owaiknight.com/hibari-kinoshita_profile/
一週間始まるのが憂鬱な人が、ちょっとだけ気楽に月曜日を迎えられるような、しょうもない面白おかしい話をお届けしていきます。
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