OwaiKnight FM | Interview Baton #13
punk band “SABIHURASHI”
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自分たちの価値観を押し付けることなく彼らが提案する自由の全てを独自のサウンドに載せて、北海道を中心に世界を股に掛け活動しているパンク・ロックバンド “錆ふらし” 。
メンバーはVocal;はに糞, Guitar;亡霊店長, Base;模範囚, Drums;通夜帰り の4人。
彼らに出会ったのは、都内の某ライブハウスだった。 ぼく自身、ライブハウスに行くのが初めてでパンクバンドのライブを観るのも初めて。全てが初めて尽くしで、これから始まるライブに期待と不安、興奮が入り混じった不思議な気持ちだった。正直、初めて行く場所はカナリの勇気がいる。
ライブハウスの入り口は人ひとりが通れるくらいの狭い通路。ぼくにとっては未知の世界に飛び込む入口で、壁一面に貼られているアーティストのポスターたちが気分をより盛り上げてくれる。地下にある会場に入るため、階段を一段一段降りる度にアンダーグラウンドな世界観が徐々に色濃くなる。
今回のライブは複数のバンドが出演するイベント形式。手を伸ばすと届く距離で、アーティストと観客の距離がものすごく近い。演奏が始まると、ステージエリアと観客エリアが入り乱れ、共に盛上げ興奮のルツボと化す。マイクを通してスピーカーから流れる大迫力の生音は、音を聞くのではなく、音を体全体で感じる。体を揺さぶるドラム、重低音が骨の髄まで響くベース、脳内を刺激してくるギター、パンクワールドを案内するかのように歌うボーカル。酒で酔った時の高揚感にも似た不思議な感じだ。また、どの アーティストも過激なメイクで演奏中は、親しみとは真逆で別世界に住む住人のような独特なオーラを放っていた。リアルに目の前で観れて聴けるライブの新鮮さは、YouTubeなどの動画サイトでは得られないモノがある。
各出演アーティストが半狂乱で歌い狂ったり、ステージから蛍光灯を叩き割ったりと、クレイジーなパフォーマンスだが「これもパンクライブの醍醐味」と観客の方が教えてくれた。今回のライブイベントは、取材ではなく知りあいの手伝いも兼ねての観客としての参加だったこともあり、何か声を掛けたくともアーティストを包む空気が異様すぎて話したくとも声を掛けられる状態では無かった。
しかし、”錆ふらし”のライブを観て演奏が終わる頃には「彼らにインタビューをして話を聞きたい」と、思うようになっていた。他の出演アーティストと比べると、ステージ上で爆竹を鳴らすわけでもなく、どちらかと言えばシンプルな演出だった。ただ違ったのは「価値観の自由」を彼らのオリジナル曲に盛り込んでいたことだ。 ステージ上のパフォーマンスではなく、純粋に彼らの曲、歌詞の一字一句が胸に突き刺さる。
海外に行って言葉も通じないのに、道行く人に声を掛ける感じにも似た極度の緊張が襲い、体を硬直させる。しかし、どうしてもインタビューをして話を聞きたい。メンバーの1人、はに糞さん(Vo)が偶然にも隣に立っていた。これはパンクの神様がくれたチャンスと思い、他のアーティストが放つ大音響のなか、意を決してインタビューのお願いを申し出た。
「メンバーと相談してみます」との答え。緊張して待つこと数分後、「インタビューOKです」と快く承諾してくれた。話を聞ける嬉しさがこみ上げる。
まず驚いたのは、パフォーマンス中、ステージでは別次元に住む住人に思えたが、実際に話してみると、とても話やすく気さくなメンバーだった。「普段は北海道を中心に活動し、東京へは同じイベント出演者の誘いを受け遠征で来たこと」、「メンバーの出身地」など様々な事を話してくれた。
音楽を通して伝えていきたいことは?と質問した際、『世の中、様々な疑問や問題がある。その中で正しい、正しくないの「Yes or No」の選択ではなく、見方や価値観の捉え方で無限の選択肢がある。だから、ぼくらはその問題を提議するだけ。選択するのも、価値観を見出すのも自由だし判断するのも自由』と、リーダーの亡霊店長 (Gt)さんは言う。
ンドン自分自身の中に蓄積されていく。蓄積された気持ちが飽和状態となり、その結果、ひと昔前では、考えられなかったような犯罪やSNSでの炎上など、人間性を疑うようなことが起こる。その蓄積された非人間的とも言えるイデオロギーを浄化してくれるのがパンク・ロックであり、ぼくらの気持ちと同じ目線でシンクロしてくれるバンドが”錆ふらし”だ。
パンク・ロック、特に ”錆ふらしメンバー”との出会いは、ぼく自身の今までの世界観が急に狭く感じる瞬間でもあった。今ある世界観は全てではない。あの人がこんな事を言っていたから嫌い。あるメディアにはあんな事が書いてあったから正しい。ではなく 、自ら行動しリアルに感じることで、新しい世界観と出会える事を今回のインタビューで強く感じる事ができた。
ぼく自身、パンクロックは知ったばかりで知識や経験があまりに乏しすぎるため、インタビューの内容に物足りなさを感じた方もいるかと思う。そんな方にこそ是非、今後もライブ企画が目白押しなので、知らない世界で合っても積極的に足を運んで、自分の正直な気持ちで感じてほしい。そして、ライブ終了後には何かしら声を掛ければ、さっきまで異世界の遠い存在だったアーティストがぐっと身近に感じるはずだ。(錆ふらしのライブ情報はOfficial Twitter『@SABIFURASHI』をcheck!)
急なインタビューに快く応じてくれた 錆ふらしメンバーの皆さん、架け橋となってくれたライブに誘ってくれた方に心から感謝したい。
錆ふらし
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